冷凍鮭の解凍方法

冷凍鮭を解凍する方法は、次のとおりです。

・冷蔵庫で自然解凍

冷蔵庫のなかで、自然に解凍する方法です。常温解凍より時間はかかりますが、ドリップが流出しづらく、菌が繁殖するリスクも抑えられます。衛生面に優れているため、生鮭をお刺身やお寿司としても食べられます。解凍する時間は5時間から6時間のため、食事の時間に合わせて、調理する前日やその日の朝に冷蔵庫へ入れておくのがおすすめです。

・常温で自然解凍

常温で解凍する方法です。パウチ包装を開封してしまうと、表面だけ溶けてドリップが出やすくなってしまうため、パウチ包装をしたまま解凍します。季節によっては菌が繁殖しやすいため、冷暗所で20分から30分ほど置いたら、すぐに加熱調理をしてください。

・流水解凍

水道水をかけて解凍する方法です。冷凍鮭を、パウチ包装のままポリ袋に入れます。ポリ袋にいれた冷凍鮭を、ボウルや容器にいれてシンクに置き、弱めに出した水道水をかけて解凍してください。時間は鮭の大きさにもよりますが、20〜30分で解凍できます。

冷凍鮭に直接水をかけると、ふやけたり味が落ちてしまったりするため、袋から出さずに解凍してください。

・氷水解凍

氷水に入れて解凍する方法です。氷水を使うため、冷凍鮭との温度差がなく、ドリップの流出を防げます。氷水に入れておくだけですので、流水解凍と比べて水道代がかかりません。

・電子レンジ解凍

電子レンジを使えば、短時間で解凍できます。パウチ包装から鮭を出し、ペーパータオルを敷いたお皿にのせて、100ｇあたり30秒から40秒加熱します。最近は「生解凍」「半解凍」などの機能を搭載している電子レンジも多いですが、加熱時間を間違えると、刺身用の鮭に熱が入ったりドリップが流出したりするため、ご注意ください。

冷凍鮭をおいしく食べるためのポイント

解凍方法によっては、鮭の味が落ちてしまう可能性もあります。冷凍鮭をおいしく食べるためのポイントは、次の2つです。

・商品の説明書きを読む

時間をかけずに冷凍鮭を解凍したい方は電子レンジを使いがちですが、ドリップや加熱ムラのため味が落ちてしまう可能性があります。商品にはその商品に適した解凍方法が記載されていますので、まずは商品の説明書を読むことが大切です。

・グリルで調理する

冷凍状態のまま、おいしく調理する方法はあります。調理方法のなかでも、特におすすめなのがグリルです。冷凍鮭を入れる前にグリル庫内を温めてから焼くと、旨味を鮭の身に閉じ込めながら、ほどよい水分でふっくらと焼くことが可能です。